2025年08月01日
■第3週(1月13日(月)~1月19日(日))
13日の月曜日は成人の日だ。朝から日差しが差し込んで、日当たりのよい場所は暖かいだけに、少なくとも関東地方の成人式は気候に恵まれたといえる。
今週は、祭日や出張などでオフィスにいたのは14日(火)だけだったが、昨年末から依頼されている『不動産相続の教科書』の改訂版の打ち合わせなどが続き、来客の合間に幾つかの原稿執筆を行うなど、慌ただしい一日となった。
『不動産相続の教科書』は『不動産活用の教科書』と並ぶ「教科書シリーズ」で、この本の出版後から『〇〇の教科書』というタイトル本が著しいほど増加している。ある意味、「教科書シリーズの火付け役になったのではないか。
不動産には活用することで価値を上げるという仕組みがあるとともに、相続財産には不動産が多いため、相続税では評価を下げるという仕組みも存在している。そのため、不動産コンサルティング業務を行う者にとっては、この「活用」と「相続」をマスターすることは不動産コンサルティングの入り口と言えるため、「教科書」というタイトルを付けたのだ。
2019年に初版発行された、『不動産相続の教科書』は消費税込みで2,000円(300ページ)だったが、2024年中に完売するので、昨年暮れに『改訂版
不動産相続の教科書』を執筆してもらいたいという依頼があった。
この6年間で民法(親族・相続編)も、相続税法を始めとする税法もそれなりにポイントとなる法律の改正が行われている。そのため出版社としては、最新版を出したいとのことで増刷ではなく改訂版となったのだ。
この日(14日)、三菱UFJ銀行の支店貸金庫から顧客の金品を盗んだとして、貸金庫担当の女性職員が窃盗容疑で逮捕されていた。「最も安心」と思われていた貸金庫が、まさかこんなずさんな管理だったとは考えもしなかったが、25年以上利用していた貸金庫を昨年解約していたのは、先見の明があったと言えるだろう。同じ日のニュースで、東京商工リサーチよると、2024年に倒産した企業の数が1万件を上回ったと発表している。1万件超えは11年振りで、主な倒産原因は円安と人手不足のため、今年はさらに上回るのではないか。
16日(木)からは今年最初の関西出張である。16日は秋に予定している京都老舗体感ゼミナール®の訪問先を少しずつ確定させていくための打ち合わせや、平安神宮近くの小丸屋住井の住井女将と面談を行う。京都公演を企画されているバレエ団を紹介するためだ。
平安神宮近くに来たこともあり、正月であることも兼ねて久しぶりに参拝する。44年前に結婚式を挙げた場所でもある。
宿泊先で目にした夕刊で、日米通算4,367安打のイチロー選手と通算407セーブの岩瀬仁紀投手が、野球殿堂入りになったことを知る。2人とも野球人としては小柄なタイプなのに大したものである。
17日(金)の帰路に新幹線から見えたのは見事な満月であった。真っ暗な闇を照らしてくれていたので、今年最初の出張疲れが少しは緩んだ気がした。そういえば17日は、阪神淡路大震災から30年目に当たる。三河安城の工作機械メーカーの再建業務で出張していたことを思い出した。