2025年07月16日

■第1週(1月1日(水)~1月5日(日))
 
 昨年暮れに『おせち』という絵本を頼まれて購入してきた。写真かと見間違えるほどの精密な絵に秀逸なコメントがついている。

 

くろまめ ぴかぴか あまいまめ まめまめしく くらせますように

たけのこ くわい めがでて のびる すくすく そだって おおきくなぁれ

 

お節料理の神髄を、幼児にもわかることばとリズムで伝えられている。我が家のお節料理も毎年手作りで、重箱は必ず寒い玄関か勝手口で正月を待っていた。全く絵本と瓜二つのお節料理が今年も完成していた。

年賀状も同様である。11月末までには年賀はがきを購入し、12月前半には宛名と住所を書いて、すべてを一旦確認してからそれぞれの名前を見ながらコメントを書き添えることを続けてきた。

日本郵便によると、今年の年賀状(年賀郵便数)は約4億9,052万枚で、昨年の34%減だと発表されていた。2011年は20億枚超、22年には10億枚超であったとのことで、僅か3年で半減である。

昨年の郵便料金の大幅値上げと高齢化による「年賀状じまい」が影響しているのだろう。

我が家も毎年200枚以上の年賀状を出していたが、昨年は170枚、今年は140枚まで減少している。それでも、毎年いただく年賀状で友人や知人の近況を知ることは、正月の楽しみの一つと言えるだろう。仕事場でも、かつては1,000枚を超えていたのが、最近は数百枚程度になっているらしい。

毎年1月1日は、自宅からゆっくり歩いて20分のM神社に参拝する。45年前に引っ越してきてからの氏神様である。子供たちの七五三を始め、ほとんどこの氏神様をお参りしてきた。

それほど深い信仰心があるわけではないが、神様と仏様はそれなりに大切にしている。「神は細部に宿り、仏は深部に宿る」を結構意識した人生を歩んできた気がする。

今年も参道から大通りにかけて長い行列が延びていた。二礼二拍手一礼ができるまでに、並び始めてからだいたい90分かかる。少なくとも、このような行列ができるようになったのは最近のことだ。10年くらい前なら20分程の行列だったので、愛犬を連れて一緒に並んでいた。

最近は、行列のためか神社の参道に山鉾が登場し、様々な出し物が正月らしさを醸し出している。

夕方からは7人の子供たちと6人の孫たちが自宅に集まり、全員参加のビンゴゲーム大会が行われる。昨年は孫たちが上位を占めたが、今年は大人軍が優勢であった。これもまた我が家の恒例行事になっている。

今年の仕事始めは6日の月曜日だが、原稿や資料整理があるので、3日の金曜日に出社する。1日でも準備する時間を確保しておくとスタートがスムーズにいくため、毎年同じ行動を50年近くしている。

1月4日は楕円形の地球が最も太陽に近づく日らしい。近づくと言っても、最も遠い時との違いは僅か3%とのこと。少しでも近づくなら、暑くなるのかと思っていたが、結構寒い一日であった。



(10:42)