2022年05月13日
◆第18週(5月2日(月)~5月8日(日))
5月1日のTBSで、お客様の飲食チェーン店が取り上げられていた。日曜の20時だっただけに反響も大きかったようだ。放送直後、専務に「数千万円の価値がある」とメールをしたが、放送終了後の15分間で通販の注文が殺到したらしい。TVの凄さは誰がガイドかによって異なる。「インフルエンサーが誰か」は商品力や技術力が備わっている企業にとっては重要なポイントと言えるだろう。
元サッカー日本代表監督のオシム氏の訃報にも接する。オシムと言うと、日本サッカーに「考える」を導入し、レベルアップに努めた監督だ。考えて走れ、考えながら走れ、といった意味で、サッカーは「走る競技ではなく何の為に走るのかを考えて走るスポーツだ」とわかりやすく話していた人だ。
オシム語録は有名だったので数多くをメモしているが、「ライオンに追われた野ウサギが肉離れをするか」というフレーズは、いろんなケースで使っていた。要するに、事前の準備不足が怪我を招いたり結果に影響することをわかりやすく一言で語っているのだが、それより、プロだったら全て命懸けでやるという意識が当時の日本サッカーに感じられなかったということなのでだろう。日本サッカーというより日本社会に対して重要な人材だったと考えている。
今週はゴールデンウィーク。出勤は2日(月)と6日(金)の2日間。社会人力養成講座と京都老舗体感ゼミナール®のパンフ作成のためのカリキュラム調整や訪問先企業との交渉などを行う。また、会社物語の作成依頼を受けている大阪のベンチャー企業の下調べやインタビュー方法などを構想することとなった。
食事に出掛けた際、神田川に毎年恒例となっている数百の鯉のぼりの群れを見つけた。タイミングよく薫風の中に数百匹が泳いで壮観である。5月の到来だ。
5月3日(火)は憲法記念日。今年は憲法施行75周年である。1946年11月3日に公布され47年5月3日に施行されたからだ。日本国憲法のポイントは、一言で言うと「立憲主義」。「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」が日本国憲法の基本原理と言える。企業で言うとパーパス(目的)であり、個人で言うと存在価値と言ってもよいだろう。こうありたいという未来から現在を考えるバックキャスティング思考であり、その目的を実現するためにやるべきことを考えて実行するという姿勢が重要なのだ。ムーンショットの中に戦争はない。
5月5日の子どもの日に発表された15歳未満の男女は前年より25万人減少して1,465万人だったらしい。41年連続減少で過去最少である。1954年のピーク時は2,989万人だからまさに半減で、総人口の11.7%にまで落ち込んでいる。65歳以上人口が29%を超えているので、高齢者の1/3しかいないという大変な事態を迎えているのだが、何の策もないのが日本の現実なの。未来から考えるためには、子どもの人口は重要な課題である。