2022年04月20日

◆第15週(4月11(月)~4月17(日)

 

週明け月曜日(11日)が休刊日だったこともあり、先週末に行なわれた2人のスポーツ選手の情報入手が遅れてしまった。
 一人は、世界ミドル級王座決定戦で、伝説の王者ゴロフキンと戦った村田諒太である。TKO負けをしたことで、村田の人間としての凄さを知ることとなった。もう一人は、28年振りの完全試合を達成したロッテマリーンズの佐々木朗希投手である。20歳という史上最年少であるだけでなく、27のアウトのうち19が三振だったらしい。守っている選手のプレッシャーもかなり減少しただろう。
 佐々木投手のコーチが吉井であったことは、史上最高の投手になり得るための大きな意味がある。吉井コーチは、メジャーリーグで選手としても活躍し、その後、コーチ留学もしている。当時、「コーチは教えないでくれと強く言われたことに驚いた」という吉井のコメントを覚えている。メジャーでは、自ら考えることのできる選手しか成長しないため、選手から求められたときに「どうすればよいと思う」という対応をしてくれと言われたそうだ。日米のレベルの差を感じたらしい。高卒新人の18歳の松川虎生捕手と共に、史上最高のバッテリーが誕生するのではないかと愉しみが増えた週明けとなった。
 6月以降に延期となっていた静岡県3ヶ所(浜松、静岡、沼津)の講演日が決定すると同時に、9月には岐阜県の協会からの依頼も入って来た。ようやくコロナ禍での仕事の進め方などの対応法が、それぞれの立場で確立しつつあるようだ。
 今週も定期的な社員研修や顧客先企業のコンサルティングなどを行うと共に、資本政策と営業展開で相談を受けているスタートアップ企業の経営者を紹介するため、各社を訪問する。時代に合った新規ビジネスだが、新しいだけに見せ方が重要になる。そのための前提は、そのビジネスが社会に何をどう変えることで何を生み出すのかが明確になっているかどうかである。ベンチャービジネスの経営者は、「どうすれば利益を得られるのか」には関心があるが、「何の為という未来や社会に対する関心事」が低いのが気になっている。
 4月10日から14日辺りまでを七十二候では「田鼠化為(でんそけしてうずらとなる)」と表現している。麗らかな陽気に誘われて地中のモグラがウズラとなって空を飛ぶということらしい。まさにのびのびとした気分の良い季節になってきた。自宅の庭の淡い紅色と真っ白な2本のはなみずきも満開で、ベランダから愉しんでいる。
 今週から古希野球リーグ戦も開幕。初戦は投手陣の乱調で逆転負けを喫してしまった。ただ、個人的には4打数2安打2得点3盗塁と一番打者の役割を果たすとともに、3つの飛球やライナーを捌き、中堅手としてもマズマズのスタートを切ることができた。ただし、左中間の飛球を処理した際に右手親指を脱臼してしまう。ケガが多くなっているだけに注意が必要だ。

春霞 遠山の目付のごとし




(16:56)