2025年09月17日

■第24週(6月9日(月)~15日(日))

今週のメイン業務は、12日(木)と13日(金)に開催した『社会人力養成講座』である。今から20年ほど前の2005年頃に、顧客先企業の経営者から「最近はモノゴトをしっかり考える人材が本当に減ったのではないか」と問われたことが発端で始めた講座と言ってもよいだろう。

そこで、いくつかの金融機関やコンサルティング会社などの研修担当責任者に、「考える講座」というものを実施しているか問い合わせてみた。すると、「考える」とは本来自分で生み出すものだから、そもそも「考える」研修とは、どのように教えればよいのか ―― と、逆質問を受けてしまった。

30代半ばにこれからは考動の時代だと考え、「考動」という当て字を生み出して講演などでも使っていただけに、それなら「考える講座」を自ら実施しようという流れになったのだ。開講までは2~3年かかったが、当初は手探りであったことは間違いない。コロナ禍の3年間は、企画はしたが無理に実施することはないとして中止したこともあって、今年は第13回目になる。

今回の受講者は6社から14名。受講者の受け入れ限度は12名~18名程度がベストなので、まずまずである。講師が一方的に話すという知識教育ではなく、受講者がその場で考えながら話すことが求められているため、適正な受講人数は少人数にならざるを得ない。今年は半数以上が東京以外からの参加で、沖縄、長野、京都、福島からも参加していただいた。

初日の第1講座は塩見の担当である。テーマは毎回、「考えるためのストレッチ」だ。普段考えていない人に対して、考えるためのストレッチングで頭の中を少し柔軟にしておいてもらいたいためである。

まずは2分間で自己紹介。“個人”の自己紹介という前提を与えているにもかかわらず、受講生の大半は勤務先の自社紹介になっていた。しっかり考えていない証拠である。

この自己紹介は、次の「他者紹介」につながっていく。全員の紹介が終わった後、今度は他者を2分で紹介してもらうのである。つまり、自己紹介の時に自分をいかにわかりやすく(たとえば、特徴的な言葉やその人ならではの話など)第三者に伝える話し方ができていたか。それと同時に、他者の自己紹介をいかにポイントを絞って聴いていたか。その結果が、他者紹介の場で判明する。

ほとんどの受講生は、自己紹介は2分を超えるが、他者紹介は1分も話すのが難しい。まぁ、こんなものである。いかに「自分自身とは何者か」を考えていないこと、そして「人の話を真剣に聞いていない」ことが証明され、自分で愕然とするのである。

最近は、講座の最初の1時間で自己・他者紹介を行って、いかに伝達する、傾聴することの難しさを知ってもらうとともに、常に「何のため」を意識しなくてはならないことを理解してもらうことを主眼としている。

残りの1時間は、毎回違うテーマを出して、考えることの「面白さと難しさ」を知ってもらいながら雑談を行っている。

今回の講座は、初日に「傾聴力」と「自分整理力」を学び、夜は場所を変えて受講者全員参加で懇親会を行った。2日目は「共創力」「観察力」「伝達力」をテーマとしたカリキュラムを構成した。最終日の3日目は、時間を明けて7月4日の午前中に「哲学カフェ」、午後には全員で行うプレゼンテーション大会が実施される。

開催までは大井川社労士と小林君には相当の時間を費やしていただいたので感謝しかない。




(09:52)
■第23週(6月2日(月)~8日(日))

6月は出張から始まった。新幹線の車中でいくつかの案件の処理しながら名古屋経由で高蔵寺に向かう。恒例の中小企業大学校瀬戸校での「経営者管理者養成講座」の講義のためである。

今回は第35期になるそうだが、塩見は29回目の登板である。時代の大変革が起こった。1995年の2年後(1997年)から講座を担当させていただいている。考えてみれば、40代半ばから毎年、瀬戸校へ通っていることに驚く。よく続いているものだ。

この講座は、6月から11月まで月に5回、合計30回の講座で構成されており、2日目からはゼミ形式で自社の中期計画をまとめ、11月に発表するというスタイルである。初日の塩見の講座だけは、時代の捉え方や中小・中堅企業のあり方、あるいは経営者論などといったマクロ的な視点を重視しながら、できるだけ具体的な話題を提供している。

3日(火)の朝のニュースで“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄さんが89歳で亡くなったことを知る。月と自称されていた故 野村克也さんが太陽と呼んでいた人である。実は20代の頃に血液型に凝っていたのだが、その時に両者の血液型が同じB型であることを知った。塩見がB型だけに、正反対の性格の2人が共にB型であることを最も納得していた気がする。それにしても89歳(野球)と3日(背番号)など、ミスターはやはり野球人だったのだなぁと感心する。

実は前日の2日に、スポーツライターの浜田昭八さんが91歳で逝去された。日経新聞のスポーツ欄は浜田さんのコラムだけを読んでいた気がする。組織や世間と関係なく、何が正しいのか、何のために必要なのかなど、あるべき姿からモノを説き起こし、見事な文章でまとめられていた。考え方も文筆も参考にしていた本物のライターであった。

3日の夜に名古屋から京都に入り、今年の「京都老舗体感ゼミナール®」の候補先企業2社を訪問する。6時からは漆の材料店、7時半からは、今年がちょうど百年目を迎える京都では珍しい西洋料理の老舗店である。社長らとの話が長引いてしまい、宿泊先のホテルへのチェックインは10時を過ぎてしまった。

4日(水)に訪問した京都の顧客先企業は、現在「会社物語」の制作中である。新しいビジネスモデルを構築されている最中だけに、自社の考え方をオープンにして社会に浸透させるには最高の時でもある。

この日厚労省が、2024年の出生数が68 6061 人で1899年の統計開始以降初めて70万人を割り込んだと公表した。合計特殊出生数も1.15と過去最低である。少位推計ではなく中位推計で基準値を立てているため、事実に追い付いていないのだ。ちなみに、東京の合計特殊出生数は0.96と1を割り込んで数年になる。

6日(金)の夕方に吉祥寺で、108年の歴史を誇る顧客先企業の経営者の「個展」を見学する。驚いたのは、単なる趣味を超えたレベルのデザインスケッチだったことである。

古希野球の関東大会に出場。一回戦で前年度全国王者の埼玉坂戸古希クラブと対戦。走攻守すべてに隙のないチームで、1-5で敗退する。初回先頭打者として初球を中前へライナーの安打を放つも、二番打者の一塁ライナーでダブルプレーになったのが痛かった。

敗れはしたが、3打数2安打1得点2盗塁と、個人的には全国レベルと戦える気がする。




(09:51)
■第22週(5月26日(月)~6月1日(日))

5月後半は、3月決算の会社が多いことあり、株主総会が続く。

26日(月)~27日(火)は信州出張だ。今年に入ってから、特急あずさ号のグリーン席はいつも満席になっている。しかも、日本人旅行客より海外組が多く、そのなかでも比較的欧米人が目立つ。どでかい荷物を引いているため、乗り降りに時間がかかっている。鉄道マンも大変だろう。

信州の顧客先企業も3月決算だが、延長申請を出していることもあり、株主総会は毎年6月後半に開催される。今回はそのための準備も兼ねているのだ。

この2日間は、6月中旬にオープンする新店舗の見学から始まり、工場再編計画から業務提携者とのプレゼン、夜は若手幹部スタッフら11人との懇親会となる。今期の決算分析会議なども行う。

29日(水)は、川崎にある資本出資会社の第13回株主総会なので、株主としての参加だ。今期は数値的に経常利益率8%の目標をクリアすることができたが、それ以上に大きいのは、地方自治体との交渉が捗っていることである。

特に、アプリケーションシステムを活用することで様々な人材の活用に大きな影響を与えそうなので、ビジネスとしても今後に期待できるステップになりそうだ。株主総会の会場は当社であったこともあり、夜はそのまま近くの老舗そば店で懇親会となった。

30日(金)は、開業間もなくから係わっている渋谷区にある顧客先企業の第38回株主総会に出席する。毎年のように在庫問題に悩まされている。今後は在庫の問題を複数の課題に分解し、それぞれの課題をどう解決するかを、担当者のリーダーを中心に全員で考え、結果を出すことに全力を傾けることが唯一の解決策となるだろう。

各社の株主総会関係の合間に行なっていたのが、来週開催される中小企業大学校の講師テキストの校正や、今年度の不動産業界の検定試験の問題作成などである。試験委員になってからすでに25年になるが、問題を解答するより問題を作成する方が数倍難しいことを知ることができた仕事でもある。

5月末日は、当社(ダンコンサルティング)の決算月でもある。そのために、5月の土日は決算関係の資料作りと顧問税理士事務所との打ち合わせを行うことが多かった。

古希リーグ戦は、公式戦の第4戦を7-1で快勝して3勝1敗となる。一番打者としても4打数2安打2得点2盗塁と結果を出すことができた。今年の公式戦の通算は40試合で、現在13打席 12打数 7安打 5得点 8盗塁 1四球、出塁率は6割1分5厘と一番打者としては結果を出している。ただ、下位打線の出塁率が極めて低いため、打点につながっていない。

週末(6月1日)となった日曜日は、妻の母の3回忌で、朝から東戸塚に向かう。総勢21名が集まる法要となった。今年は3月に母親の17回忌も行っており、そういう年だということなのだろう。それにしても毎回墓参りするときは太陽が顔を出して空は青い。不思議なことだといつも感じている。




(09:50)